曇り時々晴れ 乗鞍 本戦

・結果

私 1:11:10 チャンピオンクラス 92位 男女別総合257位

嫁さん 1:20:36 女子B 3位 男女別総合7位


  • 走行記録:1時間15分   走行距離:20.3km
  • 平均心拍:159       最高心拍:171
  • 消費カロリー:973Kcal  獲得高度:1195m
  • 平均気温:16度      最低気温:15度

・レース日 朝

朝4:00に起床。夜間に雨が降っていたせいか、霧が立ちこめていて、極端に寒くはなさそう。宿の朝食をキャンセルしておいたので、自宅から持ち込んだいつものメニューで朝食を済ませ、部屋を片付けて5:20分より車の前でローラー開始。39T×25でずっと回し続ける。心拍をいったん150拍まで上げた後は130拍でたんたんと5:45分まで回す。

ローラーを片付けて6:00には会場入り。会場では結構寒く、アームウォーマーにウインドブレーカーが手放せない。

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会場の喫茶店でコーヒーを飲んで暖まった後、外へ出てスタートを待っていると続々と選手がやってくる。Eクラスのいしださんが並びそびれていたので私のところでしばし歓談。

湿度が高いので走りやすいのではないかといしださん。いやいや、空気が乾燥していない分、気管支へのダメージは少ないでしょう、と私。

そうこうするうちにスタート前15分となり、スタート位置へ移動、定刻の7:30にスタートとなった。

・レース

スタート直後からみなロケットスタート。マイペースでスピードを上げているので途中までごぼう抜かれ(笑。

最初のヘアピンを越えすずらん橋手前で前を走っているkonaさんを発見。調子良さそうだ。国民休暇村前あたりから落ち着いてきたのでペースアップ。No.102、190番のグループのシンガリを走る。去年とは違い前日、当日ときちんとアップをしておいたので脚、心肺ともにいい感じ。第一CPを17分30秒ぐらいで通過。例年より2分速い。これはいいぞと内心ほくそ笑みつつ走る。ギヤは軽め 39T×23-21で回転で上る。

第一CPから斜度が上がり、集団もばらけ出す。私の直前を走っていたNo.160番の方のペースが落ち気味だったので「前に出ます」と声をかけて前に出ると「もうダメ」と彼。一人でNo.102、190番のグループを追いかけてしんがりにつけるがNo.102番の方は少し前に出ていてばらけ気味。No.190番の方の前に何度か出たが190番の方の方がいいペースなので結局後ろについて走る。

シッティング->ダンシングの切り替えの時の反応レスポンスが違うようで同じギヤ、同じケイデンスで走っているのに元いしだたみが近づいてきて斜度変化が始まると少しづつ差が付いてしまう。無理して追いつくより楽に詰めるためつづら折れの外側を走るようにして斜度変化を少なくしつつ上る。第二CPを50分30秒ぐらいで通過。カントクから声援を受けたので「ここまでで50分ですわ!」と返す。

あと5kmの看板を過ぎてからもマイペースで回していく。例年だと一番この辺がきつくタレてしまうこともしばしば。だけど今年はいい感じで回せている。脚も心拍もいい感じで余力が残っている。今日はここまで無風だったのだが、大雪渓手前で今日初めての向かい風。ここまで我慢して折り返して最後の2kmになったところで少し離され気味だったNo.190番の方を抜き、前に出る。大雪渓真下の車置き場で撮影中の乗鞍大雪渓Webの山田さんに手をふる。

大きなカーブをまがり、撮影中のカメラマンにコリもせずVサインなど出しつつ今日はシッティングで回して上り、最後の500mでダンシング。追い抜いたNo.190番の方がいったん前に出るがまたここで抜き返しつつ「あと400mです!」と声をかける。「ウッス!」と彼。ここで掛けていくが余力のあったはずの脚がみるみるいっぱいになっていく。最後の100mでタレ気味になりつつゴール。時計を見ると71分10秒だった。最短タイムを2分10秒ぐらい短縮。

ゴール後、振り返ってみると大きな雲海が押し寄せてきていた。ダイナミックな眺望だったのでカメラを取り出しパチリ。

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けっこう早くゴールした嫁さんを待って最初の下山の組へ並ぶ。すごい霧と押し寄せるように上ってくる競技者の群れで下山が怖かった。なんせ視界が50mもないぐらいで、そんな視界の悪い中つづら折れの道を下るので非常にみんな慎重に下る。第一CP手前になってようやく霧が晴れたけど今年はけっこう下山が寒かった。

下山してチップを返した後、宿へ戻り風呂へ入った後、表彰式。嫁さんは久しぶりの3位で表彰台返り咲きだ。

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良かった点:

去年の乗鞍終了後から平地でのペース走中心の走り込みが効いて、たれずに走ることができた。基礎持久力を去年以上に向上させることができ、高負荷に耐えうるベースを作ることができた。これをベースにした西田橋TTの効果があり、第一CPまでの緩斜面区間でタイム短縮できた。体重も年間を通じあまり変動せず、結果的にスタミナ不足に陥るようなことはなかった。

嫁さんに関していえば、今年は怪我からの回復を含め、うまくコーチングできたと思う。参戦したレースのうち、優勝2回、3位1回、入賞1回と結果も過去最良だった。


悪かった点:

タイムが予定より一分ほど遅い。美ヶ原や八ヶ岳、富士での他の方のタイムと比べても1分~1分30秒ぐらい遅い。ポラーレの記録を見ると第一CPまで2分短縮できているがその後の区間ではタイム短縮できていない。脚・心肺とも余裕があったのにそこまででタイム短縮できていたので守りの走りになってしまっていた。横山さんのような攻めの姿勢、積極果敢な気持ちを持たないといけない。


今後の課題:

体重を落とす、そして攻めの気持ちを持つこと、これにつきる。2分10秒短縮してもまだ本来のパフォーマンスではないと思われる。後1分30秒は詰めないといけない。 基礎持久力のさらなるアップを図るため、よりケイデンス、ペースを上げた平地でのペース走とローラーのメニューも少し変更して回転系へシフトしてみようかと思う。


来年の予定:

来年はレース数を落とし、練習の密度を上げる予定。特に今年夫婦ともあまり結果の出なかった美ヶ原については来年最重点レースにして取り組む予定。


4月:伊吹山(予定)、八ヶ岳

6月:美ヶ原

8月:乗鞍


余談:

練習では前を追って走っていないので今まで気づかなかったのだが565は穏やかな特性の反面、斜度変化でのレスポンスがよくないところがあるのに気が付いた。今回脚がタレずに走れていたので初めて気が付いた。ひょっとしたらもうフレームのへたりが始まった可能性もあるかも知れない。

次期決戦機を買おうと思い、2010年モデルの情報を収集中。乗り手にとってBB回りが適正な堅さのフレ-ムを乗らずに選ぶ、というのは難しい。硬すぎてと三号機のようにおつりが大きくなるし、柔らかいとタスカニーのように全然緩斜面で進まない、という感じになる。買った時はベストの相性でも脚ができてくると相性もベストではなくなるようだ。自転車機材選びというのは難しい。最新設計の機材だとコンフォート面と性能面をうまく両立させているようでもある。デフォルトとなりつつある下ワン1.5インチフォークやBB30規格など取り入れた各メーカーの新型車にも興味がある。嫁さんの結果を出してくれたLOOK585にももちろん興味津々。これほど上るフレームだとは。LOOKで最も設計の新しい586も良く上るフレームのようだ。今回の乗鞍でもたくさん乗られている方をお見かけした。いいんだろうなあ。