晴れ カクタスカップ法恩寺山ヒルクライム

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2:00に起床、3:00より移動開始し6:15分に現地到着。

本戦は8:00スタート。

距離15km 標高差720m 法恩寺山有料道路入り口~法恩寺山 中の平

私:44分13秒・4位/嫁さん:48分36秒・1位


  • 走行記録:1時間15分    走行距離:27.9km
  • 平均心拍:140        最高心拍:175
  • 消費カロリー:838Kcal  獲得高度:710m
  • 平均気温:28度      最高気温:35度

受付会場で早くもコナさんと遭遇しご挨拶。今日のコースを車で昨日下見をされたそうだ。

5月のコースと違い、距離が短いとのこと。なるほど、パンプを見ると距離も高度も違っているのでスタート・ゴール地点も5月のコースとは違うようだ。受付を済ませて、2台のローラーを置いてアップ開始。長距離ドライブの後、いつも脚が回らなくて苦労していたので今回はローラーでアップしてみることとしたのだ。

 20分ぐらい負荷をかけずにひたすらクルクル回してみたがいい感じ。脚に血流が通っていく感じがして疲労感もなしに体も温かくなった。これは良い!今まで何でやらなかったのだろう、というぐらいだ。

 再び受付に集合場所を聞くと、スタート地点でミーティングとのこと。あわてて降りていき、スタート地点へ。今回結構エントリーは少なめ。大山のヒルクライム大会のほうが多いくらいの人数で100人いないぐらいだ。コナさんが話されているお知り合いの「トンデモクラブ」の方の脚がすごい。黒々としていて太ももなんかパンパンだ。

8;00に一斉スタート。

オープン参加しているコラテックのチームメンバーが先頭をゆっくりと引いていく。つがいけ同様、スロースタートで急に心拍を上げずに済むので助かる。39-19Tぐらいで重めのギアを踏んでいく。今日のテーマは緩斜面の上りで可能な限り重いギアを踏んで上る、というのがテーマ。コンパクトドライブで挑んだ乗鞍での空走感を反省してのノーマルドライブでのエントリだ。

トンネル手前で先行するコナさんをとらえ、グイグイ踏んで上っていく。嫁さんも後ろにしっかりついてきているようだ。

トンネルを過ぎて斜度が少しあがったので一枚ギヤを上げて39T-17でダンシング。斜度変化が終わるところまでダンシングで上り、いったん緩くなってから再度ダンシングで上る。このへんで嫁さんはきれたようだ。 前に十人ぐらいの先頭グループが見えるので目で追いながら上っていく。やがてそこから一人切れ、二人きれてくるのが見える。

かまわずぬいて前に出る。もうすぐ平坦区間ださっきの二人はと思ってうしろを見るとしっかりくっついている。それにしても風が強い。こう向かい風が強いと吹きさらしの区間は誰かの後ろにつくのが得策だ。

 平坦区間でわざとゆっくり目に走ってみて、じれて前にでるのをまってみたがいっこうに反応がない。ならばと思い、左に右にと進路変更して、ついてくる二人がつききれなくなったところでアタックして逃げた。とりあえず逃げることができたようだ。

 料金所をすぎてジャムリゾート前を過ぎて林道区間に入る。ここから急に斜度がまし、つづらおれがつづく。急坂区間もあり、斜度10%前後の上りもある。ここではさすがに39T×25まで落として回し気味に上る。後ろを見ると後続の二人のうち、一人はまだ残っていて少し離れてついてきている。

 この急坂区間でまた前から一人落ちてきた。トレックのアルミに乗られているナイキの新人賞ジャージを来ている一般Aの方だ。シッティングできれいに回している。

急坂の区間で抜いたものの、斜度が少し緩くなったところで抜き返される。さらに後続の白ジャージの方も追いすがってくる。ここでダンシングで加速し前のアルミトレックの方についていく。私もついていくのでせいいっぱい。そのまま上りきると緩いくだり、下ってから再度上った後、急なくだりにさしかかる。

 ここで後続の白ジャージを確認しようと左から後ろを向いた瞬間、いつの間にか後ろにつけていた白ジャージの方が右からアタック!完全に左から振り向くタイミング読まれてのアタックだった。懸命に追うが動きが遅れた分追従できない。

  急な下りの後の砂利の浮いたカーブを超え、さらに細い林道への分岐を上る。ここで白ジャージの方が猛然とダンシングでダッシュ。コースを知っての動きと思われ、裏をかかれたと悟る。アルミトレックの方とあえぎつつ、軽いつづら折れを上る。最後のカーブを曲がったところでゴールが見えた。

アルミトレックが心配そうにふりかえつつダンシングでゴールへ向かうがこっちもアタックするだけの力が残っていない。最後の力を振り絞って数秒遅れでゴール。

ゴール後、アルミトレック、白ジャージに声をかける。坂でちぎらられかけたが、下りでなんとかおいついて抜くことができた、とのこと。結果的には13秒差だった。3位がかかっていたと知っていればもっと食らいついていったのに惜しい事をした(笑)。

 アルミトレックの方も私同様下り、平地と下りは苦手だったとのことで、コースを知っての戦略をうまく組み立てた白ジャージの戦略勝ちだった。負けたもののとてもおもしいレースだった。

ゴール地点から少し下り、最後のカーブで上ってくる人達に声援を飛ばす。コナさんがダンシングで上がってきたのでゲキをとばす。1分もあけずに嫁さんが上ってくるのでさらにゲキをとばした。

ゴール地点から下ってきた嫁さんといっしょにゆっくり下山。なんでもずっとコナさんを含め数人と競り合ってたそうだ。私同様、下りで抜かれて最後の上りでアタックされて撃沈だったようで、二人そろってコースを知らなかったことと相まって頭を使わないとダメだなあと反省。


下山後、コナさんと歓談。バトルしたコナさんと嫁さんの話はおもしろく、二人とも勝負が好きなんだなあ、と実感。うれしそうなコナさん、くやしげな嫁さん、ともに表情が輝いている。レースっていいな。

13:00表彰式まで時間があったので、グリルやまだへ噂のソースカツ丼を食べようと行ってみたのだがあいにく定休日だった。

13:00から表彰式に出てから帰途につく。クラス優勝はやっぱりすごい脚のトンデモクラブの方だった。

八ヶ岳とかここ法恩寺のコースとかは前半斜度が緩いこと、後半のつづら折れ、そして下りパートがあるという点でよく似ている。上りで戦略を組み立てて勝負を楽しむことができる、いいコースだ。

ロードレースと違って安全に楽しむことができるし。来年もまたこよう。5月の部も出ようかな。